News from Dajabón, DR

I hope to share my observations in Dajabón, situated in the northwestern part of the Dominican Republic, through this blog site. ドミニカ共和国の北西に位置するダハボン州、人口1.8万のダハボン市の様子を、このブログを通じて共有できたら嬉しく思う。 写真も少しづつ載せていきたい。 Check photos here

Wednesday, February 22, 2006

ジュース屋

よく行く果物ジュース屋の旦那が交通事故で亡くなってしばらく経つ。まだ40だった。子どもも3人いた。ひらがなを教えてくれ、と随分前に言われ、ひらがな練習帳を日本で買ってきた矢先に、彼の死を知った。今日、奥が住居になっているそのジュース屋の前を通ると、奥さんが、「またお店開けるからね、働かないといけないからね」とガッツポーズで、でもか弱な声で話しかけてきたので、「うん、他で売っているジュースは(砂糖が大量に入っていて)甘すぎるから、ここのジュースが恋しかったんだ」と言うと、「そう、ここのジュースは一番だから!」と言い、いつものように、「座っていきなさい」とイスを差し出してくれた。ついこの間、お墓で、亡くなった旦那さんのがっちりと筋肉のついた身体を撫でるように、墓石の彼の名前を細い指でなぞって、肩を震わせ泣いていた彼女を思い出し、涙腺が緩んできた。また来るから、と言って、通り過ぎた。

Tuesday, February 21, 2006

Dominican Smile

A friend who works in Manhattan was visiting over the long-weekend. She was curious why all the Dominicans she was introduced to in the town and the village had such good smiles. I had not paid attention, but her observation put me to think.

I cannot make a sweeping generalization as to “Americans/ Japanese/ etc. are XXX,” but I have to agree that there aren’t really mean or unpleasant Dominicans. (Or have I been just lucky?) I used to get impatient over how slow things moved when I first came here, but no one seemed to be rushed by my impatience, nor have Dominicans rushed me ever.

Yes, Dominicans are spontaneous, and sometimes self-centered, but in a positive sense, they live instinctively, with their open arms and wide smiles to fellow Dominicans and foreigners alike, as if they are inviting, hey, let’s share and enjoy the present moment!

Behind their smiles, what seems to be present is unconscious effort to fully live, have fun, and extend laughs, because no one knows what happens tomorrow. Maybe Dominicans live more honestly to their inner feelings. And their smiles are beautiful because it comes from inside.


ドミニカ人のスマイル

マンハッタンで働く友達が、3連休を使って遊びに来ていた。街や村で私の知り合いに紹介され握手するたびに、どうしてドミニカ人ってみんな笑顔が素敵なんだろう?と不思議がる彼女。付け加えて、ブスな人とかもいないよねえー、混血を繰り返すとこうなるのかなあと、首をかしげていた。言われてみれば、そうかもしれない。 

OO人は・・・という一般化はできるだけ避けたいが、あえて言わせてもらえば、ドミニカ人にはイヤミな人が本当にいない。来た当初、ゆっくりのペースにイライラしていたが、こちらがせかしても、向こうは一向に急ごうという気配もなく、また、ドミニカ人からせかされた記憶がない。 自己中心的な言動は少なくないが、相手を傷つけるようなことをわざわざ言ったりしない。Spontaneousなところも多いが、いい意味で本能的に生きている人たちのような気がする。のんびり、ゆっくり、今という時を一緒に楽しもうじゃないか! と言わんばかりの笑顔で、外国人も迎え入れてくれるのだ。

その笑顔の裏には、明日何が起こるか分からない、だからこそ、今を「体を震わせて」めいっぱい楽しく生きようと、「笑い」を精一杯に拡大しようとする無意識の努力があるように思える。笑顔はそこからにじみ出てくるのだろう。 そういえば、国民的踊りであるメレンゲとバチャタを踊っているときも、全身を柔らかくして震いを感じ取っている。

人間の根源にある感情に素直に生きている人たち。ドミニカ共和国のこんなところに愛着を感じるようになった。