変化の(不)必要性
村の人たちが変わりたくないんなら、わざわざ外部者が変えようとしなくたっていいじゃないか。どこまでが押し付けにならない、必要とされている(誰にとって?)開発援助なのか。カリブのマイ・ペースだと、1~2年の予算を消費するのに10年かかることだってある。それを国際機関・NGO等が「予定の期間が過ぎました。さあ結果を提示しなさい」と言って結果が出てくるものではない。でもドナーにはドナーの現実があり、国際機関なら資金拠出国に、また政府なら税金を払っている国民にODAの使い道の説明をしないといけない。そして途上国のフィールドには、フィールドの現実と事情が埋まっていて、それには予想できない状況(不測の事態)も多く含まれる。自分だって本部で仕事をしていたときは、マンゴーの季節になると、みんな道端のマンゴーでお腹を満たしてしまうから食料品の売り上げが落ち、ゆえに村の零細企業の農産物加工製品の売り上げも落ちる、なんて考えつかなかった(see the previous entry on Mangoes and Avogadoes)。
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